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CAD関係
・CADを使った靴型デザイン(その1)【従来の方法との違い】
・CADを使った靴型デザイン(その2)【振り角とヒールカーブ角度】
・CADを使った靴型デザイン(その3)【ヒールのパラメトリックデザイン】
・CADを使った靴型デザイン(その4)【再現性と可逆性】
・CADを使った靴型デザイン(その5)【ルール化とリバースエンジニアリング】
・CADを使った靴型デザイン(その6)【靴型CADの運用モデル】
・CADを使った靴型デザイン(その7)【靴型のパラメトリックデザイン】
・CADを使った靴型デザイン(その8)【3DCADと3Dプリンタの活用】
・CADを使った靴型デザイン(その9)【3Dデザインのその先】
・3DCADによる設計について過去展示物
・EIGHT QUEENとメビウスの輪
・3dCADとかがみ式(3D Modeling Last between Kagami Method)

靴作り
・靴作りの用語(その1)【革の種類】
・靴作りの用語(その2)【靴の部分の呼び方】
・靴作りの用語(その3)【見えない部品】
・靴作りの用語(その4)【甲部分の部品】
・JIS規格の足囲と靴型のボールガースの関係
・かがみ式とは?(What? Kagami Method)

専門向け
・ヒールとれ問題の対策について(その1)【問題の把握】
・ヒールとれ問題の対策について(その2)【故発生の要因の考察】
・ヒールとれ問題の対策について(その3)【対策】※専用センタービス、補助釘の御案内あり
・ヒール強度について

トピック、その他
・ブログはじめます。
・科学と経済
・確率とビジネス(その1)【モンティホール問題】
・確率とビジネス(その2)【確率の理解】
・確率とビジネス(その3)【開発における達成率(完成度)】

2017年02月14日

CADを使った靴型デザイン(その8)

3DCADと3Dプリンタの活用

3Dプリンタが流行り始めた頃、比較的安価で扱いやすいFDM方式のフィラメントの種類といえばPLAとABSと相場が決まっていましたが、現在は大幅に増え、ナイロン、ポリカーボネート、ポリアセタール等やウッドライク、金属ライク、ゴムライクのもの、形状記憶ポリマーなんてものまであるようです。
フィラメントのみでなく、プリンタ本体も高精度を保ちながら安い機器も出てきています。(ただし、FDM方式では薄いものや複雑な構造のものが難しく、限界があります。)
おかげで使用目的の幅が広がり、靴型設計以外でも試作や治具の製作などで実際使用しています。

最近ではビス打ち用治具は強度の高いフィラメントで造形して使用しています。
ビス打ち用治具はもともと要らなくなったプラ型を手で加工しながら使用していましたが、角度や穴の位置を調整する事が難しく手間がかかります。
3DCADの設計なら正確ですし、一度テンプレートを作ってしまえばちょっとした修正で簡単に種類を増やす事ができるので重宝しています。

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posted by 株式会社 パイン at 15:50| Comment(2) | CAD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月15日

CADを使った靴型デザイン(その7)

靴型のパラメトリックデザイン

婦人靴の場合、ヒールの高さバリエーションが多いので、靴型のヒール高は重要なパラメータになります。
ヒール高を変えると、連動してヒール傾斜と不踏アーチ、ヒールカーブ角、甲の高さなどなど、多くのパラメータを変化させる必要があります。
機能の中でもコアの部分といえます。

3dCADによって設計された靴型モデルは、ヒールシート部の傾斜角やトウスプリングなどを正確に造形できます。
計算によって作られる曲面は人の手で削られたものより、滑らかなものとなるので、せっかく出力されたモデルを後から人間が手直しする事などしなくても良い様、
美しくバランスの良い形状を生み出せるシステムにしたいものです。

YouTubeにアップしました。
posted by 株式会社 パイン at 23:35| Comment(2) | CAD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月12日

CADを使った靴型デザイン(その6)

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靴型CADの運用モデル

靴型モデルの設計をCADによっておこなうと、モデルの統一化(標準化)、精度の向上、製作時間(工数)の短縮等のメリットが漠然とかんがえられます。
しかし、実際にどれほどのメリットが得られるかはCADで何が出来るのかに、掛かってきます。

靴型の製作者は要求に応じて、現実には何から出発して何をゴールにするかは、いろいろなケースがあります。
具体的にどのようなケースがあるか挙げてみます。


1.他社の製品から同じつま先形状の靴型を作る。
 新しいつま先の形を作ることは、靴のデザインの中でも、最も創造的な仕事の一つですが、商品企画担当者(デザイナー)は靴型を削れないので、市場に出ている靴の中から、気に入った形のものを選んでコピーしてもらうケースが割と多い。
 コピーして更にヒールの高さを変えたいというケースも多い。

2.実績のある靴型のつま先の形を変えたい。ヒール高さを変えたい。
 ファッション性を求める既製品用の靴型は、トウ(爪先)のスタイルとヒール高さに関する要求がほとんど。


一方、コンフォート靴よりの業界では、、、

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posted by 株式会社 パイン at 00:11| Comment(0) | CAD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする