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CAD関係
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・CADを使った靴型デザイン(その2)【振り角とヒールカーブ角度】
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・CADを使った靴型デザイン(その4)【再現性と可逆性】
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・CADを使った靴型デザイン(その6)【靴型CADの運用モデル】
・CADを使った靴型デザイン(その7)【靴型のパラメトリックデザイン】
・CADを使った靴型デザイン(その8)【3DCADと3Dプリンタの活用】
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・3DCADによる設計について過去展示物
・EIGHT QUEENとメビウスの輪
・3dCADとかがみ式(3D Modeling Last between Kagami Method)

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・靴作りの用語(その1)【革の種類】
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・確率とビジネス(その1)【モンティホール問題】
・確率とビジネス(その2)【確率の理解】
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2019年03月13日

確率とビジネス(その1)

モンティホール問題
モンティホール.jpg

最近「モンティホール問題」の記事が目につきました。
この記事は仕事上の何か重要な点を示唆しているのではないかと感じました。
これに関連して、仕事上での確率についての私の思うところを書きます。。

モンティホール問題とは
ご存知の方も多いと思いますが、アメリカのテレビ番組で3つのドアのどれか1つの向こう側に賞品の車が入っていて、それを当てる問題です。
一般参加者が幸運にも賞品の入っているドアを選べば賞品をもらえるというものですが、その進行過程の中に1つの論争が起こりました。
まず参加者は1つのドアを選びますが、開けて中を見る前に司会者は、選ばれなかった残りの2つのドアの内1つを開けて見せます。
そこには賞品はありません。そこで司会者は参加者に開けなかったもう1つのドアに最初に選んだドアから替えても良いし替えなくてもよいがどうするかを選択させます。
果たしてとちらの選択が正しいのでしょう?
ある視聴者がこの疑問をマリリン・ボス・サバントという天才が開く質問コラムに投稿します。
彼女は「替えた方が当たる確率は高くなる!」と答えますが、そのコメントに対し大学教授などから間違っていると批判を受け論争となります。
のちに彼女が正しいと証明されますが、一見複雑でない確率論でも専門家や多くの人が直感的に間違った答えに固執するという重要な事例の1つではないでしょうか。

天才マリリンもですが、素直にこの問題に着目し、マリリンに質問状を送り、世に広めてくれたその視聴者に賞賛を送りたい。

WEB上にこの確率論の説明は多数載っていますので解説は省略しますが、この場合
最初に選んだドアのままは3分の1、変えた場合は3分の2で確率は2倍になります。
(ちなみに4つのドアから始めて、1つのはずれのドアが開けられ、変えてもよいドアが2つある場合の確率は、最初が4分の1:残りの2つが8分の3となり,替えた方が1.5倍可能性が増します。)

勿論、変えなければ当っていたという場合もあります。3分の1の確率です。
その低い方の確率の場合が起こる不安からより高い確率をとれない人もいるでしょう。
これは確立に対する認識の違いともいえるでしょう。
少なくともプロのギャンブラーにはなれませんね。

ビジネスをしている以上、当然理のある方法を採りたいと思うのは当然です。
複雑な現象といえる、ビジネスにおいてすべてを確率で処理することは不可能でしょう。
しかも確率の世界の中でもサイコロは振られるのです。
しかし、様々な努力を成功に導くためにも、不完全な確率式であっても、直感的なものであっても、確率をビジネスに取り入れることは従来と全く別の手段を発想出来るかも知れません。

・・・つづく・・・
posted by 株式会社 パイン at 14:40| Comment(0) | トピック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月05日

3dCADとかがみ式(3D Modeling Last between Kagami Method)

ブログ14.jpg
靴型を完成させること
靴型の削り方は、私の場合、既存の靴型をお手本に感覚的に削ってきました。
しかし、木型を始める前にかがみ式の授業を受けていましたので、履き良さの観点からどの部分に着目すればよいかを知っていました。
例えば、新規の靴型で試履きをして、つま先がきつかった場合、つま先部自体が細い場合もありますが、もっと多い原因は
@靴型全体の長さが短い。
A底面のアーチが足裏と合っていない。
B靴もバックシーム部分が前傾していて足を前に押している。
C指の付け根や甲の締め付けが無く、前方側からの抑えがない。
Dアッパー側面でも足の骨格が押されると、収まり場所がなく前方に足が逃げてしまう。
などいろいろです。
試履きの状態をみて、修正点を見つけますが、慣れていないと正しい修正は難しく、見当はずれの処を直すと増々バランスの悪い形状にしてしまうこともあります。
また試履きをする人は、足のアーチが合わないとか、小指が当たるなどの、あくまで足から感じる印象なので、原因個所の特定は難しいのです。

つまり、足に合っていない靴は所定の位置に足が収まらなので、位置のずれている足の感触で、所定の位置での足と靴との相違点を見つけることが難しのです。

そこで、その靴型がどこか形状的に特異な点がないか調べる必要が生じてきます。
テストしている靴型を計測し、計測項目の数値が重要な判断材料になります。


かがみ式が出発点
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posted by 株式会社 パイン at 21:00| Comment(0) | CAD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月01日

かがみ式とは?(What? Kagami Method)

各務房男先生、お元気な90歳おめでとうございます。

先日、各務房男先生の90歳の祝賀会が行われました。
おめでとうございます。
先生のごあいさつの中に、かがみ式を広めたいので我々、受講したものには、知的所有権や著作権を公開するとのお話がありました。
「かがみ式」という言葉は聞いたことがあるが、中身はよく知らないという方は、多いと思います。
この機会に、多少違っていてもお許しいただけそうなので、私なりの解釈で、解説したいと思います。

なにせ1977年から1981年ころの受講内容ですから内容は変わっているかもしれませんがお許しください。


かがみ式の始まり
先生から聞いた話ですが、おおよそこのような経緯と承知しています。
はじめは靴職人として仕事をしておられました。
探究心の強さから、どうすれば早くきれいに靴が出来るか研究しながら仕事をしているうちに抜群の技量を身に付けられました。
当時の職人は技術がある人でも人には教えず、ただ仕事を自慢し工賃を稼ぐことしか考えていない人ばかりでした。
幾ら良い仕事をしたとしても、一生に作れる靴の数は限られているし、何時かは壊れてごみになります。
このような職人の有り方に疑問を感じ、ご自分で研究したことを他人に教える仕事に転向されました。
当時は(今もですが)、靴づくりには「なぜ?!」という分からないことが非常に多くありました。
研究を深めるためには、実験を繰り返し積み上げていかねばならないので、とても工賃仕事をしている暇はありません。
その当時から今現在にいたるまで、教育、指導で研究を続けられる収入を維持したという事は、不思議な商才もお持ちなのでしょうか?

以上は先生のお話を思い出して書いたストーリーです。
ダイジェスト版ですから、詳細はいずれ先生の書籍が出れば、明らかになるでしょう。

かがみ式とは?
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posted by 株式会社 パイン at 18:34| Comment(0) | 靴作り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする