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CAD関係
・CADを使った靴型デザイン(その1)【従来の方法との違い】
・CADを使った靴型デザイン(その2)【振り角とヒールカーブ角度】
・CADを使った靴型デザイン(その3)【ヒールのパラメトリックデザイン】
・CADを使った靴型デザイン(その4)【再現性と可逆性】
・CADを使った靴型デザイン(その5)【ルール化とリバースエンジニアリング】
・CADを使った靴型デザイン(その6)【靴型CADの運用モデル】
・CADを使った靴型デザイン(その7)【靴型のパラメトリックデザイン】
・CADを使った靴型デザイン(その8)【3DCADと3Dプリンタの活用】
・CADを使った靴型デザイン(その9)【3Dデザインのその先】
・3DCADによる設計について過去展示物
・EIGHT QUEENとメビウスの輪
・3dCADとかがみ式(3D Modeling Last between Kagami Method)

靴作り
・靴作りの用語(その1)【革の種類】
・靴作りの用語(その2)【靴の部分の呼び方】
・靴作りの用語(その3)【見えない部品】
・靴作りの用語(その4)【甲部分の部品】
・JIS規格の足囲と靴型のボールガースの関係
・かがみ式とは?(What? Kagami Method)

専門向け
・ヒールとれ問題の対策について(その1)【問題の把握】
・ヒールとれ問題の対策について(その2)【故発生の要因の考察】
・ヒールとれ問題の対策について(その3)【対策】※専用センタービス、補助釘の御案内あり
・ヒール強度について

トピック、その他
・ブログはじめます。
・科学と経済
・確率とビジネス(その1)【モンティホール問題】
・確率とビジネス(その2)【確率の理解】
・確率とビジネス(その3)【開発における達成率(完成度)】

2019年01月05日

3dCADとかがみ式(3D Modeling Last between Kagami Method)

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靴型を完成させること
靴型の削り方は、私の場合、既存の靴型をお手本に感覚的に削ってきました。
しかし、木型を始める前にかがみ式の授業を受けていましたので、履き良さの観点からどの部分に着目すればよいかを知っていました。
例えば、新規の靴型で試履きをして、つま先がきつかった場合、つま先部自体が細い場合もありますが、もっと多い原因は
@靴型全体の長さが短い。
A底面のアーチが足裏と合っていない。
B靴もバックシーム部分が前傾していて足を前に押している。
C指の付け根や甲の締め付けが無く、前方側からの抑えがない。
Dアッパー側面でも足の骨格が押されると、収まり場所がなく前方に足が逃げてしまう。
などいろいろです。
試履きの状態をみて、修正点を見つけますが、慣れていないと正しい修正は難しく、見当はずれの処を直すと増々バランスの悪い形状にしてしまうこともあります。
また試履きをする人は、足のアーチが合わないとか、小指が当たるなどの、あくまで足から感じる印象なので、原因個所の特定は難しいのです。

つまり、足に合っていない靴は所定の位置に足が収まらなので、位置のずれている足の感触で、所定の位置での足と靴との相違点を見つけることが難しのです。

そこで、その靴型がどこか形状的に特異な点がないか調べる必要が生じてきます。
テストしている靴型を計測し、計測項目の数値が重要な判断材料になります。


かがみ式が出発点
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posted by 株式会社 パイン at 21:00| Comment(0) | CAD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月19日

CADを使った靴型デザイン(その9)


3Dデザインのその先

●自社の手作業による靴型をCADデータ化してみた
CADの作り込みに長い期間が掛かってしまいました。実際の幾つか自社用の木型開発に使いながらバグを除いたり、応用範囲を広げるためロジックを直したり、モジュールを追加したりとぼちぼちと手を加えていてやっとコア部分の機能が揃ったところです。
靴型の分野で汎用性を意識して、組み立てたのでパラメータ数が膨大になり、スピードが遅くなってしまったのですが、整理していくに当たってはモジュール化し易く、組み直してもバグの発生が少なかったので、初期の難解さに比べると後が楽に編集できました。
したがってシステム構築の方針は正しかったと思っています。
新しい靴型モデルの制作の為、既存の靴型を3Dスキャンしたメッシュデータからパラメータと断面曲線を抽出し、サーフェスモデルを生成するモジュールを作成しました。

リバースエンジニアリングのツールとも言えますが、動画にアップしました。




今後の課題と所見

●今出来ること、分かった事。
予定のモジュールは一通り出来上がったが、今後も修正の必要性は生じるであろう。
当初、想定していた機能の範囲、操作性はどこまで実現できたかを振り返ってみた。
以前の記事に運用方法について書いていたがそれと対比した。
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posted by 株式会社 パイン at 21:30| Comment(0) | CAD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月14日

CADを使った靴型デザイン(その8)

3DCADと3Dプリンタの活用

3Dプリンタが流行り始めた頃、比較的安価で扱いやすいFDM方式のフィラメントの種類といえばPLAとABSと相場が決まっていましたが、現在は大幅に増え、ナイロン、ポリカーボネート、ポリアセタール等やウッドライク、金属ライク、ゴムライクのもの、形状記憶ポリマーなんてものまであるようです。
フィラメントのみでなく、プリンタ本体も高精度を保ちながら安い機器も出てきています。(ただし、FDM方式では薄いものや複雑な構造のものが難しく、限界があります。)
おかげで使用目的の幅が広がり、靴型設計以外でも試作や治具の製作などで実際使用しています。

最近ではビス打ち用治具は強度の高いフィラメントで造形して使用しています。
ビス打ち用治具はもともと要らなくなったプラ型を手で加工しながら使用していましたが、角度や穴の位置を調整する事が難しく手間がかかります。
3DCADの設計なら正確ですし、一度テンプレートを作ってしまえばちょっとした修正で簡単に種類を増やす事ができるので重宝しています。

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posted by 株式会社 パイン at 15:50| Comment(2) | CAD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする