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CAD関係
・CADを使った靴型デザイン(その1)【従来の方法との違い】
・CADを使った靴型デザイン(その2)【振り角とヒールカーブ角度】
・CADを使った靴型デザイン(その3)【ヒールのパラメトリックデザイン】
・CADを使った靴型デザイン(その4)【再現性と可逆性】
・CADを使った靴型デザイン(その5)【ルール化とリバースエンジニアリング】
・CADを使った靴型デザイン(その6)【靴型CADの運用モデル】
・CADを使った靴型デザイン(その7)【靴型のパラメトリックデザイン】
・CADを使った靴型デザイン(その8)【3DCADと3Dプリンタの活用】
・CADを使った靴型デザイン(その9)【3Dデザインのその先】
・3DCADによる設計について過去展示物
・EIGHT QUEENとメビウスの輪
・3dCADとかがみ式(3D Modeling Last between Kagami Method)

靴作り
・靴作りの用語(その1)【革の種類】
・靴作りの用語(その2)【靴の部分の呼び方】
・靴作りの用語(その3)【見えない部品】
・靴作りの用語(その4)【甲部分の部品】
・JIS規格の足囲と靴型のボールガースの関係
・かがみ式とは?(What? Kagami Method)

専門向け
・ヒールとれ問題の対策について(その1)【問題の把握】
・ヒールとれ問題の対策について(その2)【故発生の要因の考察】
・ヒールとれ問題の対策について(その3)【対策】※専用センタービス、補助釘の御案内あり
・ヒール強度について

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・確率とビジネス(その2)【確率の理解】
・確率とビジネス(その3)【開発における達成率(完成度)】

2015年11月15日

ブログはじめます。


はじめまして。

私は、婦人靴メーカー「株式会社 パイン」の 松下宜敬(Yoshitaka Matsushita)といいます。


靴型との出会い


靴メーカーの仕事に従事して35年も経ちました。

父親が婦人靴メーカーを経営していたので、国のある研究所勤めから呼び戻され父親の経営する日新製靴という会社に入りました。
すぐに分かったことは、履き良くてフォルムの美しい、いわゆる「良い木型」で作った靴はよく売れると言うことでした。
そこで、自分は木型(靴型)作りから始めようと思い、モデル作りを手がけるようになりました。

量産の革靴の場合、靴にはサイズがあり、1〜2日靴に入れておくので、靴型は多数作り用意しますが片足のマスタモデルから複製できます。
つまり靴型を削る(設計する)と言うことは新しいマスタモデルをヤスリを使って手で削ることです。
専門の靴型屋さん程ではありませんが今までに沢山削りました。2000型くらいかな?その内500型以上は量産型になっています。
IMGP5638.jpg
マスタモデルは複製の機械にセットするため硬い木材と修正用の硬化樹脂を使うので、一型、削って仕上げるのにとても時間がかかります。
靴型は不規則な曲面の連続で形造られているので、目の錯覚もあり、思ったような形を構築するのに大変神経を使います。
IMG01959.jpg
「木型を削ると云う事は、身を削ると云う事!」
私はよく そう思います。
幾型もまとめて削るときは 私の肩こりは極限状態になります。
この仕事を毎日の様にしている 靴型屋のモデリストさん!体がボロボロになりませんか?ご苦労様です!
彫刻、絵画など、好きな人(私もそうです)には楽しいことですが、靴型モデルを始めようと思う人は相当の覚悟を持ったほうがよいと思いますよ。
頭の中には、形(イメージ)は出来ているにもかかわらず、目の前にある仕掛りモデルにすべてを立体投影するのに、硬化樹脂を貼ったり削ったりと、時間がどんどん進んでゆき、とても歯がゆく感じます。
粘土細工のように、もっと手早く出来ないだろうか?と思っていたら、3Dプリンタが普及してきました。
で・・・3DCADは?と思って調べてみたら、靴型モデル用はあまり進んでいないようです。
汎用CADを使って、自分なりの手順でモデル構築することが、良い方法と考えました。
CADの操作を理解することもさることながら、靴型の曲面は複雑で難しく、奮闘の毎日です。
このことは、後日書いてゆきます。
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posted by 株式会社 パイン at 00:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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